年頭所感 会長 伊藤 智彦

理事会

 令和7年 年頭にあたり 私なりの所感を申し上げたいと思います。 
昨年令和6年は山岳の世界でもパリオリンピックにおいてスポーツクライミングの競技で日本選手の活躍が注目を集めました。国内においても徐々にスポーツの世界においてはコロナ以前の状況に近づきつつあると思います。 
 日本山岳・スポーツクライミング協会(JMSCA)の経営危機を支援する基金の募集を県内の加盟団体の皆さんにお願い申し上げたところ 多くのご協力を得ることができました。心から感謝申し上げます。全国組織がしっかりしていることが地方団体も元気でいられるもとになります。今後のJMSCAの状況をしっかり注視していきたいと思います。

 海外登山において 日本山岳会東海支部のインド ヒマラヤ遠征、6000m峰のメラック登頂成功は、長年続けられてきました海外登山の活動の積み上げの成果で、コロナ後の日本登山の新たな一歩と言えると思います。東海支部のメンバーのご努力を讃えたいと思います。

 令和6年度は法人に移行して2年目となりました。まだまだ法人としてスタートしたばかりです。なかなか快調な出足とは行きません。徐々に安定して行くと思います。令和7年度に継続して皆様方のご意見をいただきながら、新しい取り組みを企画し、愛知の登山の活動を支えていきたいと思います.

 我々は今後時代の変化や課題に対応するためにも、柔軟な思考の下、新たな活動に取り組む必要があると考えます。みなさんの岳連会員としてのメリットがあることを考えていきます。また会員間の交流を深める行事を企画するとともに、高齢化が避けられない現状を一人でも多くの仲間を増やしていくことも視野に入れた活動を考え、加盟団体の活動を支えていきたいと考えています。おわりにあたり、愛知県は2026年にアジア大会の開催を予定しています。加盟団体の皆様のご理解ご協力をお願いします。皆様の活動が安全に、より一層充実していきますよう期待しています。