第28回遭難防止を考える講演会を開催

講習会

11月22日(金)に名古屋工業大学3号館2階大会議室およびオンラインで第28回遭難防止を考える講演会を開催しました。
今回のテーマは「安全な高所登山の実践」です。
日本山岳会東海支部の第14-15次インドヒマラヤ登山隊の登山成果の報告を兼ねて、高所登山での安全に関する体験談を第15次隊の隊長の星一男氏、登攀隊長の栗木洋明氏に加え、第14次隊に参加した岩瀬幹生氏に語っていただきました。

日本山岳会東海支部第15次インドヒマラヤ登山隊の概要

日本山岳会東海支部第15次インドヒマラヤ登山隊は、令和6年11月28日にインド北西部の中印国境地帯にある未踏峰のMerak峰(6,481m)に初登頂しました。

登山隊名簿(7名)

  • 総隊長  沖 允人(89)
  • 隊長   星 一男(73)
  • 登攀隊長 栗木洋明(70)
  • 隊員   印藤寿浩(65)、印藤義子(65)、久米 瞳(42)
  • 協力隊員 長谷山 薫(ヒマラヤ協会)(78)

登山隊の行動 (概要)

  • 9月9日(月) セントレア空港→羽田空港→インディラガンジー空港でデリーに着く
  • 9月10日(火)日本大使館訪問、IMFでブリーフィング・リエゾンオフィサー紹介
  • 9月12日(木)マナリ―に向け出発 
  • 9月13日(金) エージェントのメンバーと合流登山装備の点検
  • 9月15日(日) Manaliを出発し、Keylongで宿泊
  • 9月16日(月) レ―に向け出発 5000mを超える峠を4つ通過し、夜にレーに到着した。高所順応と装備等の追加購入を行う。
  • 9月19日(木) Durbukに向け出発
  • 9月20日(金) DurbukからParma(BC)へ移動し、BCの最適地と登山ルートの調査、軍用ロードでもあるためか、高所の山道でもアスファルト舗装されている。 BCは、軍の要請もあり、Parmaの農家の庭先に設営する。
  • 9月21日(土)C1設置場所を偵察
  • 9月23日、24日(月)はC1まで、高所順応を兼ねて往復する。
  • 9月24日と25日(水)C2を設置する
  • 9月26日(木)BCからC1に入りテント泊をする。
  • 9月27日(金)C2に移動しテント泊をする。
  • 9月28日(土)全員登頂目指し、6時5分に出発する。13時に2名登頂し、16時45分にC2に戻る。
  • 9月29日(日)全員BCに帰還する。
  • 10月9日(水)IMFと在インド・日本大使館に登頂報告
  • 10月19日 デリー発羽田空港経由セントレア空港経由で帰宅した。